Jestのインストール方法およびインテリセンスなどの設定方法について
この記事では、JavaScriptのテストフレームワークであるJestのインストール方法、インテリセンスなどの設定方法について説明します。
[2022/03/17更新] インテリセンス設定時のインストールコマンドが間違っていたので修正。
この記事では、JavaScriptのテストフレームワークであるJestのインストール方法、インテリセンスなどの設定方法について説明します。
この記事の内容です。
対象読者
- Jestの利用環境を構築したい方
環境
- Windows 10 (Ver. 21H2, Build. 19044.1526)
- WSL 2 (Ubuntu 20.04 LTS)
- Visual Studio Code
前提条件
- npmおよびyarnインストール済
Jestのインストール
npm install --save-dev jest
便利に使うための設定
インテリセンス
まずは、以下のコマンドでJestの型定義をインストールします。
npm install --save-dev @types/jest
次に、プロジェクトのルートディレクトリに以下のファイルを jsconfig.json という名前で作成します。
{
"typeAcquisition": {
"include": [
"jest"
]
}
}
import時のエラー解消
このままではJestのテストファイル内でテスト対象をimportをした時に参照できずエラーが発生するので、対応するためにbabel環境を構築する必要があります。
最初に、以下のコマンドでbabelをインストールします。
yarn add --dev babel-jest @babel/core @babel/preset-env
次に、プロジェクトのルートディレクトリに以下のファイルを babel.config.cjs という名前で作成します。
module.exports = {
presets: [
[
"@babel/preset-env",
{
targets: {
node: "current",
},
},
],
],
};
余談
何故Jestを選んだのか?
ざっくり、以下の3つの理由からです。
- npmでのダウンロード数が圧倒的に多い(利用者数が多い) ため、何かあっても情報を得やすい。
- 環境構築が簡単。
- 様々なライブラリやフレームワークに対応している。
なぜnpmとyarnを使い分けているのか?
正直なところ、昨今のnpmの改良具合を見ているとパフォーマンスなどの差はどんどん縮まってきているのでNode.js公式パッケージマネージャーであるnpmのみを使っておいた方が安心安全だと思います。
が、今回の場合はbabel周りがyarnでしかインストールできなかったため、渋々使っています。
本当はnpmだけで統一したかった…
参考にしたページ
Jestの設定
npm trends (chai vs cypress vs jasmine vs jest vs mocha)